化け猫あんずちゃんの意味は?つまらない・ひどい評価の理由は?

化け猫あんずちゃんの感想・口コミ・評価・レビュー・評判! アニメ系

2024年7月20日公開の映画「化け猫あんずちゃん」を観てきました。

物語は、南伊豆の池照町にある草成寺で飼われている猫、あんずちゃんが主人公です。
あんずちゃんは30歳を過ぎて化け猫となり、飼い主である和尚の養子として日常生活を送っています。
彼は寺の仕事を気まぐれにこなしながら、町の人々との交流を描いた不思議な物語です。

化け猫あんずちゃんの意味は?つまらない・ひどい評価の理由は?

「化け猫あんずちゃん」の映画がつまらないとされる理由はいくつかあります。

化け猫あんずちゃんのおならをぷーと出すこと

化け猫あんずちゃんは、ご機嫌なときは、「にゃっはっはーぁー」と大声で笑い、その後に、特大のおならをします。この映画は、パチンコ、おなら、ふんどしとか、ちょっと下品な部分を笑いにしてるところが、ひどいと感じられるところですが、面白くて笑えるシーンも多いです。

化け猫あんずちゃんのどこでも立ちおしっこ

化け猫あんずちゃんは、お寺(草成寺)の敷地内で、じょぼじょぼとおしっこをします。
和尚さんに、「あんずちゃん!そこでおしっこしちゃーだめ!」と言われても、「にゃっはっはー(=^・^=)!」と、いつもの化け猫あんずちゃんスマイルでかわします。
ちょっとお行儀悪くて、子どもに見せるのはひどいシーンですが、まぁ面白いキャラなので、良いでしょう。

化け猫あんずちゃんが土の上に落としたイカを洗わなかった

化け猫あんずちゃんが、夜ご飯を作っているシーンです。屋外で、七輪でイカを焼こうとしたときに、つるんとイカが地面に落ちてしまいます。
イカに砂がついてしまし、「ドロドロになったなぁ」と化け猫あんずちゃんが、言います。

だけど、焼いてしまえば、いいか!と言って、そのまま、イカの砂を落とさずに、七輪の上に乗せて、焼き始めます。

その後、そのイカは、かりんちゃんと和尚さんとの食卓テーブルの真ん中に出されるのですが、落ちて砂がついているイカが食卓に並んでいるは、いかがなものでしょうか。

小学5年女子のかりんちゃんのキャラ

小学5年生女子のかりんちゃんの性格が、とてもひねくれ者だったことです。
純粋な小学6年生だったら、もっと同情し感情移入できたのに、とても天邪鬼のキャラです。

かりんちゃんのパパのキャラ

パパはお金にだらしなく、借金をして、返済できなくて、追われている身という設定です。
歩き方もだらしなく、チンピラ風です。ここも同情の余地なし、って思ってしまいました。
恐らく、仕事もまじめにしてないようです。
パパは、借金、約束も守らない、そんな性格です。

アニメーションの質
 一部の視聴者は、アニメーションのクオリティが低いと感じており、特に動きの滑らかさやビジュアルの魅力に欠けるとされています

キャラクターの描写
 キャラクターがステレオタイプであり、独自性が欠けているとの批判があります。特に、主人公の母親役の描写が不十分であると指摘されています

テンポの悪さ
 映画の進行が遅く、ダイナミックな展開が不足しているため、観客が飽きてしまうという意見もあります

これらの要素が重なり合い、「化け猫あんずちゃん」は多くの観客にとって期待外れの作品となっているようです。

化け猫あんずちゃんの意味は?座学や教養は?

基本情報

  • 原作: いましろたかしによる漫画作品で、2006年から2007年にかけて「コミックボンボン」に連載されていました。
  • 劇場アニメ: 2024年7月19日に公開された映画は、原作を基にした作品で、監督は久野遥子と山下敦弘が務めています

物語の概要

  • 設定: 物語は南伊豆の草成寺を舞台に、化け猫のあんずちゃんが人間社会で生活する様子を描いています。あんずちゃんは30歳を過ぎて化け猫となり、飼い主である和尚の養子として日常を送ります
  • キャラクター: あんずちゃんは37歳の化け猫で、原付バイクを使って移動し、按摩のアルバイトをしています。物語には、あんずちゃんと少女かりんの交流が中心に描かれています

制作背景

  • 連載の背景: 「化け猫あんずちゃん」は、当時の「コミックボンボン」の休刊前に連載されており、他の青年誌作家が起用される中で異彩を放っていました

音楽

  • 主題歌: 映画の主題歌「またたび」は、思い出や人生の旅をテーマにした楽曲で、作品の雰囲気を引き立てています

これらの情報は、「化け猫あんずちゃん」の魅力や背景を理解するのに事前の予備知識として覚えておくと、化け猫あんずちゃんがもっと楽しくなりますよ。

 

化け猫あんずちゃんの主観や評価は?

映画観で見てきましたが、私は公開初日の、2024年7月20日を見てきました。

席の、1/3くらいは、埋まっていたと思います。土曜日の朝でしたから、人は少ないと思ってましたが、皆さん、朝から、化け猫あんずちゃんを観たい!という方も多いのですね。

それと、観客の方は、30代~50代のお一人様も多く、親子で観に行ってる方は、3組程度でした。

早朝回だったこともあり、お昼間の回でしたら、親子連れも多いと思います。

 

 

ポジティブな評価

  • ビジュアルとアート: 映画の背景美術が高く評価されており、特にボナールの絵のような美しさが称賛されています
  • 日常の描写: 日常生活の中での化け猫の視点がユニークで、心温まるストーリーが好評です。特に、劇的な出来事が少ない中での空気感や雰囲気が良いとの声があります

ネガティブな評価

  • ストーリーの単調さ: 一部のレビューでは、特にエキサイティングな展開がなく、物語が平坦だと感じる人もいます。日常の一部としての描写が多く、物語の進行が遅いと指摘されています
  • キャラクターの深さ: キャラクターの描写が浅いと感じる視聴者もおり、特に主人公の成長や動機に対する理解が乏しいとの意見があります

総評

全体として、「化け猫あんずちゃん」はその独特なアートスタイルや日常の描写が評価される一方で、ストーリーの深さや展開のテンポに対する批判も存在します。観客によって評価が分かれる作品となっています。

私ががっかりしたポイントですが、困った時などに出る額の汗を、その人の顔の顔ではなく、その人の周りの空間に「汗」が書かれたことです。

マンガのような描写になってたので、「汗」の位置に違和感を感じて、気になって仕方なかったです。

ご自分の意見をストーリー、演技、演出、音楽、映像など、様々な観点から感想を述べる。

化け猫あんずちゃんがつまらない理由(シーン)は?

化け猫あんずちゃんの登場シーンがつまらない

いきなり、バイクに乗って化け猫あんずちゃんが登場するシーンがありますが、その登場の仕方がつまらないと感じました。
化け猫!というくらいですから、もっと衝撃的な登場を期待してましたので、がっかりしました。
特に、化け猫あんずちゃんのキャラも、普通のおじさんのキャラという設定で、特に深見があるわけでないと感じました。もっと濃いキャラでオリジナリティがあれば、もっと面白かったのにと思います。

かりんちゃんのお父さんが借金に追われる設定がつまらない

かりんちゃんのお父さんのてつやさんが、サラ金からお金を借りていて、借金を返せなくて、逃げ回っているキャラです。

こんなお父さんだったら、本当に嫌ですし、このキャラの設定がつまらないと感じました。チンピラみたいな歩き方、小学生の娘のかりんちゃんから、交通費を借りたりするシーンは、本当にがっかりました。

かりんちゃんが迷子になって、穴に落ちたところに偶然にカエルが来る設定がつまらない

かりんちゃんが和尚さんの家から、家出をします。そこで道に迷ってしまい、工事現場の大きな穴に落ちてしまいます。もうこれまでかと、力が尽きたときに、横から、カエルが来て、さくっと解決するのがつまらないです。

これから、かりんちゃんがどうなるか、冒険が始まるのかとわくわくして観ていたら、さくっとカエルがきて、次のシーンでは、カエルが掘り当てた温泉にかりんちゃんが、「気持ち良い~」と言って、浸かっているのです。
さすがに、展開が早いし、結局、特に面白みもない、助かり方でしたね。

 

化け猫あんずちゃんがひどいと言われる理由(シーン)は?

パチンコでかりんちゃんが稼いだお金を使ってしまった

化け猫あんずちゃんが、かりんちゃんがバイトで稼いだお金を、全部渡すと使ってしまうという理由で、化け猫あんずちゃんが預かってしました。
化け猫あんずちゃんは、パチンコで、「まぁいいか、増やせば良いにゃ」と言って、あっさりと、かりちゃんのお金を使ってしまいました。
パチンコには負けて、お金はなくなるというシーンは、ひどいですね。でも、そんな化け猫あんずちゃんは面白いキャラです!

地獄の鬼の暴力がひどい!

ずばり、暴力シーンが多く、その方法が酷いです。

かりんちゃんが、亡くなったお母さんにどうしても会いたいから、貧乏神にお願いして、お母さんがいる地獄に連れていってもらいます。

地獄にこっそり忍び込んだのですが、やっぱり鬼に見つかってしまい、お母さんを連れて、現代に来てしまうのです。

怒った鬼たちとエンマ大王も、現代にやってくるのです。

そして、かりんちゃんを応援している、不思議な生き物たち、カエルとタヌキと、お地蔵さんと、砂かけばばあと、森の妖精4匹、顔だけじじいが、かりんちゃんとそのお母さんが守ろうと、体を張って鬼たちと戦うのですが。。

それが、鬼たちがとっても強く、不思議な生き物たちが、死にかかるくらいに、殴り殺されかけるシーンがあります。

アニメと分かっていても、見てられないくらい、金棒で何度も何度も頭を殴られるシーンは、子どもたちに見せるのは、いかがなものでしょうか、と疑問がわきました。

結局、お母さんが、「私が地獄に戻ります」と言って、暴力は終わりですが、不思議な生き物たちは、皆、失神して倒れています。

この最後の落ちも、がっかりでした。

 

化け猫あんずちゃんの名シーンや名セリフは?

化け猫あんずちゃんが住んでいるお寺の名前が「草成寺」

私が印象に残ったシーンで、違和感があったのが、3つあります。

まずは、化け猫あんずちゃんのお寺の名前です。

「草成寺」と書いて、ソーセージと読んでいることです。

そういえば、猫って、ソーセージが大好物だったかな?と思って、原作者のユニークさを感じました。

駅の名前が「いけてる」駅

2つ目は、最寄り駅の名前が、「いけてる」駅なのです。

もう少し、ましな駅名は思い付かなかったのかと残念に思った事が、逆に印象に残ったシーンでした。

イカが嫌いなんて、いかがなものでしょうか!

「イカが嫌いなんて、いかがなものでしょうか」と、ダジャレを言うのです。

このあたりが、化け猫あんずちゃんがおっさん世代であることがはっきり分かります。

化け猫あんずちゃんが、かつて普通の猫だったのに、どうして化け猫になった理由の説明のときに、化け猫あんずちゃんは、37歳となっていますが、実際は、私が感じたのは、50歳後半か60代のおじさんのような仕草が多いと感じました。

映画は、特に劇的な出来事が起こるわけではなく、日常生活の中での人々の苦しみや喜びを描いています。

あんずちゃんの視点を通じて、日常の大切さや人間関係の温かさが表現されています。

この作品は、アニメーションの美しさや独特な雰囲気が評価されており、観客に心温まるメッセージを届けることを目的としています。

化け猫あんずちゃんの続編はあるの?あればどんなストーリーになってほしい?

「化け猫あんずちゃん」の続編に関する情報は以下の通りです。

「化け猫あんずちゃん 風雲編」というタイトルで、2024年7月14日より「コミックDAYS」にて続編の連載が開始されました

この続編は、原作者のいましろたかしによって描かれています。

オリジナルの「化け猫あんずちゃん」が2006年から2007年にかけて「コミックボンボン」で連載されていたことを考えると、約17年ぶりの続編となります。

続編の具体的な内容や、オリジナル作品とのつながりについての詳細は提供された情報からは明らかではありませんが、「風雲編」というサブタイトルから、オリジナル作品よりもダイナミックな展開が期待できるかもしれません。

また、この続編の連載開始が2024年7月14日であることから、同年7月19日に公開された劇場アニメ版「化け猫あんずちゃん」の公開に合わせてタイミングを調整した可能性も考えられます

 

化け猫あんずちゃんのおすすめ度は?その理由は?

ずばり、★は、★★です。

ストーリーの単調さ
 映画や原作漫画は、特にエキサイティングな展開が少なく、日常生活の描写が中心となっています。このため、観客や読者によっては物語が退屈に感じられることがあります。

私も途中、飽きてしました。

キャラクターの深さ
キャラクターの描写が浅く、特に主人公の成長や動機に対する理解が乏しいとの意見があります。特に、かりんちゃんの母親に関するシーンが少ないので、感情移入しにくいです。

ターゲット層の不一致
 設定は子供向けですが、内容が大人向けのテーマやユーモアを含んでいるため、子供には理解しづらい部分があるとの指摘があります。このため、ターゲット層に対してのアプローチが不十分だと感じる人もいます。

化け猫あんずちゃんは、パチンコをしたり、無免許運転運転で警察に捕まります。
そんなシーンは果たして、子ども向きなのでしょうか。

警察:あんずちゃん、免許を取ってから、バイクに乗りなさい。
あんずちゃん:猫だから、免許を取らなくてもいいでしょ?

こんなやり取りがあるのですが、このとりは一体何が言いたいのか、分からなかったです。

期待とのギャップ
予告やタイトルから想像される内容とは異なり、化け猫が騒動を起こすようなアクションが少なく、実際には普通の日常を描いているため、期待外れと感じる観客もいます

期待してたのは、地獄のシーンですが、地獄シーンは本当に少しだけでした。
夏休みなので、もっと背筋が凍るシーンがあっても良かったなと思います。

これらの要素が重なり、「化け猫あんずちゃん」は一部の観客にはおすすめできない作品となっているようです。

あんずちゃんが世間に伝えたい本当のメッセージとは?

「化け猫あんずちゃん」が世間に伝えたい本当のメッセージは、以下のように解釈できます。

日常の大切さと温かさ

映画「化け猫あんずちゃん」は、劇的な出来事が少なく、日常の中での小さな出来事や人々の交流を描いています。

このことから、日常生活の中にある温かさや、普通の生活の中で見つける幸せの重要性を伝えたいというメッセージが感じられます。

 

家族や友情の絆

物語の中心には、あんずちゃんと少女かりんの交流が描かれています。特に、かりんの母親に対する思い出や、あんずちゃんがかりんを助ける姿勢から、家族や友情の絆の大切さを強調しています。

 

多様性の受け入れダイバーシティ・インクルージョン?

あんずちゃんが化け猫でありながらも人間社会に溶け込んで生活している様子は、多様性の受け入れと共存の重要性を示しています。

地域の人々があんずちゃんを自然に受け入れている姿から、人間関係における寛容さや理解の必要性が伝わります。
これらの要素から、「化け猫あんずちゃん」は、日常の中にある小さな幸せや、家族や友情の絆、多様性の受け入れといったテーマを通じて、観客に温かいメッセージを伝えようとしていると考えられます。